2013年12月11日水曜日

オーガニックってどうなの?

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少し前からオーガニックっていう言葉を目にする機会が多くなりました。


なんか身体や自然にやさしそうな言葉ですよね?



気になって「オーガニック」の意味を調べてみると

有機栽培の意味で、化学肥料や農薬を使わずに、土壌の力を最大限に生かして栽培した作物のことを言うようです。

ただし、化学肥料や農薬ばかりにたよって農業をしていると、もともと土壌にいた微生物などが減少してしまい、作物が病気になりやすくなります。

すると、さらに化学肥料や農薬の使用量が増えて環境を悪化させてしまうという悪循環が起こります。

もとはそんな反省から自然の生態系の健全性を維持するために有機栽培が見直されてきたようです。

普段口にする作物も

オーガニックの方が安全だろうという事で少々割高でもオーガニックのものを選ぶ人も増えているようですね。


今では「オーガニック」という言葉が、さまざまな分野で使われるようになりました。


オーガニック=安心・安全

こんな図式ができているようです。


僕たち美容業界も例外ではありません。


オーガニックコスメ、オーガニックシャンプーなどたくさんの商品があります。


パッケージもシンプルで外国語がつらつらと書いてあり

なんか良さそうと感じさせます。

香りも

よくある市販の化粧品やシャンプーのような香料の良い香りでなく

いかにも「自然由来です!」と言わんばかりの植物の香りのものも多いですね。

我が家の子供たちはサンプルでもらったオーガニックシャンプーで洗ったら

「草の臭い」だの「虫の汁の臭い」だの言いたい放題でした・・・。



冗談はさておき

「オーガニックだから植物由来の成分だから安心・安全で身体にやさしい!」

というのは少し怖い考え方だと思います。



事実

少し前に「茶のしずく石鹸」でアレルギーを発症する事例がありましたが

原因は「加水分解小麦タンパク」という植物由来の合成成分でした。

これはオーガニックだろうがなんだろうが身体に合わない人はダメなんです!

このことからもオーガニック=安心・安全ではないことがわかります。


ちなみに、シャンプーをつくる洗浄成分は植物系にしろ石油系にしろ、基本的に合成成分しかありません。


もはや自然由来だろうが石油系であろうが人工的に合成された成分であれば自然なものではないですよね。

それを理解して

「オーガニックだから良い」「石油系だからダメ」ではなくて

シャンプーや化粧品などの美容商品を選ぶといいんじゃないかなと思っています。



ちなみにb.yo.cはオーガニックが悪いとも思ってないですし、絶対良いとも思っていません。

美容師として成分を見て、洗いあがりの髪の毛の質感を手で感じてお客さんに合うものを紹介できたらと思っています。






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